「タフネスコート®」は、コンクリート構造物の表面にポリウレア樹脂を吹き付けることにより、構造物に必要な機能を保持し、長寿命化を図る技術です。今後「樹脂被覆コンクリート」として、21世紀におけるリニューアル事業への展開が期待されています。
タフネスコート®の4つの機能
- 落ちない - 剥落防止
ポリウレア樹脂を1.5㎜吹き付けることにより、コンクリート片の剥落を防止できます。
- 漏水しない - 保水性向上
ポリウレア樹脂を2~3㎜吹き付けることにより、水圧0.3MPa、ひび割れ幅2~10㎜の厳しい条件でも漏水がありませんでした。
- 劣化しない - 耐久性向上
・耐塩害性
ポリウレア樹脂を1㎜被覆することで、塩化物イオン透過量は、270日時点で許容値の1/50~1/500となりました。・耐凍害性
ポリウレア樹脂を2㎜被覆することで、凍結融解試験により、凍害に対する抵抗性を大幅に向上できることを確認しました。・耐中性化
ポリウレア樹脂を1㎜被覆することで、炭酸ガス中性化試験により、中性化に対する抵抗性を大幅に向上できることを確認しました。 - 倒れない - 耐衝撃性向上 ポリウレア樹脂を2㎜吹き付けることにより、衝撃力に対して粘り強さを発揮し、部材の断面が破壊した後でも形状および耐荷力を保持できます。